
牛頭山 山頂の浮世絵スポットを再現
幻の杉田梅林 賑わい復興「第5回 杉田梅まつり」が、神奈川県横浜市磯子区杉田の牛頭山妙法寺(ごずさん みょうほうじ)にて、2月14日(土)・15日(日)に開催される。
関東随一の梅の名所
「杉田梅まつり」は、2022年に観光庁の支援を受けてオンラインライブを実施し、2023年には100年ぶりの現地開催を実現。2025年からは地域の人の支援により自主開催となり、前回は6,800人以上の来場者を迎えた。年々盛り上がりを見せており、今回が記念すべき第5回目の開催となる。
「杉田梅林」は、かつて横浜市磯子区杉田に広がっていた関東随一の梅の名所で、江戸時代には3万6千本以上の梅が咲き誇り、文人墨客や皇族も数多く訪れた。歴史ある観梅地であったが、昭和以降の塩害や宅地開発によりその姿を消し、今では「幻の梅林」と呼ばれている。

妙法寺の杉田梅
「杉田梅まつり」は、かつて杉田梅林の中心地であった妙法寺を舞台に開催され、明治時代に英照・昭憲両皇太后も鑑賞された名木「照水梅(しだれ梅)」をはじめ、約100本の梅が境内を彩る。

初代歌川広重『武州杉田の梅林』(神奈川県立歴史博物館所蔵)
期間中は、普段は立ち入ることのできない、歌川広重の浮世絵『武州杉田の梅林』にも描かれた東京湾を一望できる山頂スポットが特別開放される。訪れる人々は、かつての梅林の風情を体感することができる。
横浜に関わる多彩なステージイベントを展開

本堂前の特設ステージでは、江戸から昭和初期にかけて賑わった磯子の花街文化を再現する「横浜芸者衆」による唄や踊り、

伝統芸能「神楽」、

迫力ある30台の和太鼓演奏が行われる。

さらに、地元出身のレゲエシンガー Chozen Lee(チョーゼン・リー)氏の特別参加による、現代横浜カルチャーを象徴するライブパフォーマンスなど、多彩なステージイベントが展開される。
また、地元の小・中学校4校による吹奏楽演奏や、杉田梅林の歴史を紹介する展示コーナーも設けられ、地域の魅力と文化を五感で楽しむことができる。
飲食広場や子ども向け企画も登場
会場には、観梅とともにお呈茶体験や、幻の杉田梅を使ったジュースやコラボ商品の販売、売店や10台以上のキッチンカーが並ぶ飲食広場も登場。子ども向けの「杉田梅クイズラリー」や紙芝居上演「梅林ものがたり」なども行われ、世代を問わず楽しむことができる。
また、訪日・在日外国人にも楽しんでもらえるよう、境内ステージの司会進行は日本語と英語のバイリンガルで行い、神奈川善意通訳者の会(KSGG)による英語ガイドも実施する。
商店街や百貨店、駅でも関連イベント開催

さらに、梅まつり期間中の1月24日(土)~2月28日(土)には、杉田商店街連合会の20店舗が参加する「梅のまちMAP」を配布。梅にちなんだユニークな商品やサービスで来街者を迎えてくれる。
このほか、京急百貨店・上大岡駅では2月5日(木)~11日(水・祝)に「梅フェア」を開催。東日本旅客鉄道(JR東日本)では、2月1日(日)~28日(土)に「駅からハイキング」の一環として「梅香る街あるき 新杉田シーサイドハイキング」が行われ、地域全体で“梅のまち杉田”を盛り上げる。詳細は、公式HPにてチェックしてみて。
梅まつり期間に杉田を訪れて、妙法寺の観梅とともに “梅のまち杉田”を満喫してみては。
■杉田梅まつり 開催概要
日時:2月14日(土)~15日(日)
メイン会場:牛頭山 妙法寺
住所:神奈川県横浜市磯子区杉田5-3-15
公式HP:https://shunsaika.yokohama/lp/umematsuri
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=cFAoXWMBwkY&t=10s
(山本えり)